今週のお題「怖い話」 ~臭い食べ物好きですか~
世界のくさい食べ物3選
「怖い話」ということで、夏の怪談でも…と思いましたが、特に書けるほど怖い経験談もないな~。
なんて思ってたら、ゴミ箱から生ごみがええ感じに腐敗した、かぐわしい香りがしたので、これまで食べた、怖いほど臭い食べ物の話を。
1.フナずし
滋賀観光へ行った帰りにお土産で買いました。
見た目はおいしそうでしょ?
酒のあてに食べてみたかったので買ってみました。
食べてみた感想は、、うん。普通に臭い。
なんかヨーグルトがもっと発酵進んだような、すっぱくさいって感じかな?
ニゴロブナというフナに炊いた米を漬け込んで発酵させたもので、すしという名前のイメージでいくと、期待を裏切られます。
なんせ米はもうヨーグルトみたいにべちゃべちゃに麹化しています。
でも味は魚好きなら割とおいしいと感じるかも。
ちなみににおいの指数、アラバスター単位(Au)で示した数値は486でした。
※この数値をしっかり覚えておいてくださいね!
2.ハウカットル
アイスランドの伝統保存食です。
見た目はチキンの燻製かなにかのようでおいしそうですよね?
こちらはニシオンデンザメというサメを発酵させて作ったものだそう。
どえらい臭いと、ネットで見て、好奇心から、アイスランドに行った際に買って食べてみました。
蓋を開けた瞬間、漂う強烈な臭気!これはまぎれもないアンモニア臭!
中学の時、理科の実験で、「においを嗅ぐときは、手であおぐようにして嗅ぐこと」と教わったあの化学薬品のにおい。まさにあれ!
くせー、、、でもフナずしのように食べてみたらうまいかも。。
という期待は見事裏切られ、一口入れて噛んだら、例のアンモニア臭が鼻から抜けていく。内部からの破壊。
汚いですが、何日も寝かせたお〇っこを口に含んだような味です。。。
すぐさま、ティッシュに ぺっ して亡き者にし、そばに用意してあったビールで口の中をニュートラルにしました。
あれでめっちゃ塩辛いとかならまだ食べれたかもしれないのですが、そういった塩辛さも何もなく、とにかく、そこはかとなくお〇っこの味でした。
地元の人は、”アルコール度数40の「ブレニヴィン」という地酒を冷たく冷やしてショットグラスで一気にあおり流し込む”という食べ方をするそうです。
そりゃそんくらいのきつい酒で前後不覚にでもならないと食べれないわ。。
韓国料理で臭い食べ物世界トップクラスの「ホンオフェ」という、エイを発酵させたものがあるらしいですが、それに近いような感じらしいですね。
軟骨魚類はアンモニアを体内にため込んでいるので臭いそうです。
臭さを表すアラバスター単位(Au)は分かりませんでしたが、近いものとされるホンオフェの数値はなんと6230!!
フナずしとはあまりに違いすぎる。
ドラゴンボールで数千の戦闘力値で争っていた時代に、フリーザから告げられる53万という絶望的数値。その時以来の衝撃でした。
3.シュールストレミング
なんてかっこいい名前だ。なんかの必殺技のような。
そういえば昔、広島にいたな。シュールストロム投手。
これはご存じの人も多いだろう。古くは探偵ナイトスクープでも依頼があり、紹介されたスウェーデン生まれの世界一の激臭食。
正体は塩漬けにしたニシンの缶詰です。
このシンプルな見た目と裏腹に、家の中で開けるとにおいが取れるまで3日以上はかかるという凶悪さ。
無謀にも大学時代、友だちとお金を出し合い、1万円ほどで一缶輸入して食べてみることに。
あまりにもやばいという予備知識があったので、大学の部室が集まるクラブハウスの屋上で、ビニール袋を二重に被せて缶を開けることにしました。
缶は発酵が進んで出たガスで今にも爆発しそうなほどパンパン。
缶切りで一太刀入れるとぷしゅっという音とともに薄茶色の泥水のようなものが噴き出す。
恐れず開けようと缶切りを進めようとした瞬間、我々を襲う猛烈な臭気!
それはもう紛れもなくう〇こ!!でも自分ではかつてしたことがないほど圧倒的臭さのう〇こ!!もう世界のどのうんこよりうんこである。
うんこじゃないのにKING OF UNKO!
二重にしたゴミ袋などいとも簡単に貫くにおいの強さ。
世界がもううんこに覆われた、いや、この世のすべてがうんこに置き換わったんではないかと思わせるほど。
もうその時点で嘔吐寸前2秒前。
その後何とか開けきることに成功。
不思議なもので、そのころには鼻を近づけない限り、漂う臭気では臭さを感じなくなっていました。完全に鼻がバグっています。
意を決して、食パンやクラッカーに乗せ、本場の食べ方で食してみる。
当然息を止めて口に入れる。
しばらく噛んだ後、
勇気を出して息をすると…
…うまい!!
とにかく辛すぎるほど塩辛いので、口に入れてしまえば臭いよりそっちに意識が向き、さらにクラッカーやパンが塩辛さをマイルドにしてくれるので以外にも食べられるのです。ここに酒でもあればもっとよかったのにと思わせてくれるほど。
とはいえ、世界をひっくり返す激臭には変わりなく、また、腎臓がぶっ壊れそうなほどの塩辛さのため、大した量は食べられず、面白半分で集まったギャラリー学生たちも、ほとんど挑戦するものはいませんでした。
さあここからが問題である。
「残ったシュールをどう処理するのか」問題です。
なにせ二重のゴミ袋を貫通してくる臭さ。
普通にゴミとして捨てるにはためらわれる。
収集の方が臭いで失神して、事故でも起きたら大変です。
いろいろ協議した結果、この恐怖の大王を、缶ごと土葬することにしました。
大学の敷地内の竹やぶの中に穴を掘って葬ることで、なんとか臭いを外界に放つことなく処理することに成功したのでした。
さて世界一臭いといわれるこのシュールストレミングのアラバスター単位(Au)は、
驚異の8070!!
限界突破寸前ですね…。
皆さんも機会があればぜひ怖いもの見たさで試してみてください。
最後に正しい食べ方がyoutubeで紹介されてたので貼っておきます。
https://www.youtube.com/watch?v=ViaAkYrB5RU
洗って食べるんですね。
にしてもこれがクリスマスディナーとは…。
メリークルシミマス。