東京防災(本体130円+税・東京都民無料)を読み直す。【タウンページより黄色い】

久しぶりにブログでも書こうと思い立つ。

 

今週のお題、「もしもの備え」は十分ですか?ということで、自身の防災対策を振り返ってみました。

 

まずしているのは、水を2lペットボトルに2本。

 

…しかしていない。

 

あまりに杜撰な対策だなーと我ながら思いました。

というか、、対策にすらなっていない。

そこで、台風10号の被害がニュースで伝えられる中、危機意識を新たにし、自分の不十分な防災対策を、興味本位で買った「東京防災」という本で見直してみました。なかなか興味深いコンテンツが含まれているので、いくつか紹介してみたいと思います。

 

いやーしかし、とにかくページ全編が黄色い。黄色に黒字。

がっちり警戒色で綴られた一品です。

 

 

とにかく防災のすべてが書かれていると過言ではない本です。

 

Making Backpack

初めに気を引いたのが、リュックサックの作り方 というもの。

 

材料は、長ズボン2m程度の紐だそうです。

 

工程としては、

”ズボンの両裾を重ねて、ひもで結ぶ” →

 ”ズボンをひざのあたりで折り返し、ひもの残り部分をベルト通しにぐるりと一周させるように通す”

→”長ズボンの両足部分をリュックの肩ベルトにして背負うことができるようになる。ベルト部分のひもをしっかり結べば、中身が飛び出しません。”

 

これはなかなか面白い発想で、ズボンって自分の下半身のサイズに合わせて買ってるから、子どもならその子どものズボンで作れば、その子どもの背丈にあったリュックが出来上がるわけです。

 

仮に小錦のズボンで作ったら、まじでとんでもない容量のリュックができるが、パンパンに詰めたら重くて背負えないですね。

 

 

Making Toilet

次に、トイレの作り方を紹介します。

 

現代の日本では90.7%が水洗トイレです。

つまりほぼ全てのトイレは断水では使えませんよね。

 

でも、、排せつの欲は、時・場所を選ばずやってきます。

 

小さい方なら、草陰、道端で垂れ流しちゃって問題ナシダ。

でも大きいのは?

 

子どもの頃から、登下校時によく雑木林で、ため込んだおつとめ品を品出ししていた、20数年来のノグソシストである私からすれば、開放的に人目を忍んでやっちゃいたいところですが、それは人目につかぬ、自然に帰すサイクルが使える場所(山、森林など)、競合する者がいないことが絶対条件。

もし避難所や都心部にいれば現実的に不可能です。

 

そこで流さなくてもいいトイレを作るのです。

 

便座を上げて便器をポリ袋で覆い、2枚目の袋で便座を覆って、細かく砕いた新聞紙を中に入れる。

 

だそうです。要は新聞が汚物を包み隠し、水分を吸ってくれるんですね。

用を足したら口をくくってゴミとして捨てるだけです。

 

問題は避難所生活などでこれを強いられると手間だし、ゴミの収集も停止しているだろうから、汚物のゴミの山ですな。。

 

子どもの遊び?

なんとこの本には災害に遭った子供たちのメンタルヘルスのために、子どもの遊びまで紹介されています。

でもこのページは少し蛇足のような。。

 

紹介されているのは手遊び、じゃんけん列車、ドッジボール、大繩、鬼ごっこ、かくれんぼ…などなど。

 

別にここで紹介するほどの遊びでもない、むしろ昭和以来のベーシック遊びばかり。。

 

多分子どもは子ども同士その時その時の遊びをするでしょう。

また、工作、粘土なんかが紹介されていますが、水が貴重な状態で粘土なんて手洗い必須の創作をしたら、大人が余計ギスギスしねえですかい?

 

ただ、やはり改めて見返すと本当によくできた防災対策本です。

他にもペットボトルを用いた食器の作り方、簡易ランタン、簡易コンロの作り方、段ボールでパーテーションを作る方法などが紹介され、もはや工作本としても、かなり優秀である。

 

夏休みの工作の宿題なんか、毎年これに載ってる防災グッズづくりをすればいいんじゃね?と思った。

 

 

この「東京防災」、東京都民には無料配布されましたが、その他の道府県でも130円+税で買えるので、ぜひ、コーラの缶一本我慢する代わりに買って読んでみてください^^

 

さ、とにかくもう少し防災対策するか。まずは水の備蓄量を増やすところからだな。。