34年ぶりの🐅のホームラン王へ!~大山がHR王を獲得できる3つの理由~

ペナントレースも3分の2を過ぎ、いよいよプロ野球も大詰めですね。

 

コロナ禍によって、6月まで開幕できなかった今シーズン。

もはや今年は野球は見られないものと思っていましたが、なんとか開幕にこぎつけてくれて、我々野球ファンに生きがいを与えてくれたことに感謝です!

 

JERAセリーグありがとう!

(JERAてなんや?!知りたい方はこちら↓

ja.wikipedia.org

 

優勝争いについては、もうトンビが鷹を生むより難しい(無理な)確率(首位巨人と10.5G差、対巨人対戦成績は4勝12敗)ですけど、

 

それでも楽しみなことはあります。

 

タイトル争いで、今年はスアレス最多セーブ、近本が2年連続盗塁王の可能性があり、どちらも現在トップです。

 

何より楽しみなのが、大山がホームラン王を獲れるかもしれないということ。(現在 巨人・岡本と同数の21本でトップ)

 

もし実現すれば、阪神の選手としては、86年、三冠王に輝いたバース以来の、実に34年ぶり、阪神の日本人バッターとしてはなんと84年の掛布以来となる。

 

そんなホームラン王とほぼ無縁で応援してきた自分からすると、阪神から、しかも生え抜きの日本人打者がタイトルを獲ると思うとワクワクが止まりません。

 

そこで、大山が今年ホームラン王を獲得する可能性を探ってみました。

 

 

1.ブチアゲ・確変タイムがある!?

 

大山選手は、もともと割と調子の波が激しい選手です。

 

そして突如爆発する期間がある。

 

2017年、入団年の10月は打数は少ないものの、8打数の4安打で、打率.500(1本塁打)。

さらには、その後のCS1STステージのDeNA戦は3試合で13打数の6安打(1本塁打)。

 

2018年の9月の月間打率は、脅威の.451!ホームランも全11本中の9本が9月と大爆発しました。

特に9月16日のハマスタでの6打数6安打7打点3HRの鮮烈ぶりは覚えている人も多いのではないでしょうか?

 

2019年は、強烈なブチアゲ期間はないが、5月の月間打率は.302で3HR。

開幕の3月後半から4月のホームラン数は6本。全14本中の9本を約2か月弱で打っています。

 

今年は6月の開幕時は控えに甘んじ、7月からスタメンに定着しました。ここまで

 

7月8本

8月5本

9月8本(9月22日現在)

 

と、コンスタントにホームランを放っていて、11月まで試合があることを考えるとこのペースで打ち続けられれば、30本を超えてくる可能性があります。

 

さらに、安定した成績を残しているものの、まだ今のところ、月間打率が3から4割というブチアゲ期は一回もありません。

(6月 .273 

 7月 .299

 8月 .245

 9月 .261 【22日現在】)

 

今後の残り試合数を考えれば、この9月後半から10月頃にブチアゲ期が来る可能性があります。そうなれば一気にスパートをかけられるはずです。

 

 

2.9月は甲子園の風向きが変わる。大山をフォローする風に!

10月以降、甲子園では普段ライトからレフトへ吹く強烈な浜風が、ホームからセンター方向に変わると言われています。

 

いつもペナントレースの試合はほぼなく、クライマックスシリーズ真っ盛りの10月ですが、今年は10月もがっつり27試合もあります!

 

こうなると、いつもはライト方向への打球はアゲインストになるところが逆にフォロー気味になり、全方向への打球を後押しする風となります。

 

今シーズン、大山選手のホームランの内訳を見ると、

 

レフト方向 13本

センター方向 3本

ライト方向 5本

 

と、センターからライトにも4割ほどの割合でホームランを打てています。

割と広角に打てている今年の大山選手には、甲子園でのHR確率が上がる好材料と言えないでしょうか?

 

しかも甲子園ではまだ20試合もあります。残り試合の半分は甲子園なのです。

何を隠そう、今年最も多くHRを打っている球場は甲子園(7本)なのです!

 

この辺りも大山選手のホームラン王に期待が持てる理由の一つと言えると思います。

 

 

3.メンタル~気楽に打とう~

何より大山選手が結果を出すにはいかに気楽になれるか、です。

 

よく野球はメンタルのスポーツと言われます。

 

どんなに体力、技術があろうとも、それを発揮するためのメンタルが不調だと本来の力は出せないのです。

 

例えるなら、体力・技術はフェラーリ、メンタルはそれを運転する運転手といったところでしょうか。

 

 どんな馬力のある、見た目も派手でかっこいい車でも、運転手が下手っぴで一速でノロノロ運転、エンストしまくりでは、車本来のポテンシャルを出せず、むしろ名前負けの、ダサさが際立つことになっちゃいます。

 

野球選手も同じなのです。

 

いくらパワーがあっても、バッティング技術があっても、

体を動かすのは脳なのです。

 

脳は感情も司ります。

心の動きが体の動きも左右します。

 

「ここで打たなくてはチームが勝てない。」

「ここで勝てないと優勝ができない。」

 

こういうプレッシャーが体を固くさせてしまうんです。

 

特に阪神においては。。

 

チャンスになればなるほど、熱狂的な虎ファンが大声を張り上げ声援を送り、結果を出せなければ、痛烈な、ほんとに人の子か?と思わせるような惨たらしいヤジが待っている。

 

選手は委縮し、競った試合の、チャンスの場面で力んであえなく凡退をここまで何度見てきたことか。

 

まさにチャンスはピンチ、ピンチは大ピンチ。

そういうチームカラーですね、昔から。

 

 

しかし、その点今年は心配いらないかもしれません。

 

・前後の打者がよく打つ。

→今年は、大山の前を打つ4番サンズが得点圏打率4割と、勝負強さを見せ、後ろのボーアもここまで14本のホームランを放ち、脅威を発揮しています。

 

そうであれば大山との勝負を避けるわけにはいかず、さらには投手のマークも分散して、甘い球が来る確率が高くなります。

 

今シーズンは、まさに助っ人が助っ人していますね!

 

・もう(事実上)優勝はない。

→ファンも別に期待していない。もう個人成績に執着していいという雰囲気ができつつあります。もちろんチームとしてあきらめているわけではないでしょうが、ただ目の前の試合に勝つ。それくらいしか優勝に向けてできることはないのです。

 

あまりに巨人の背中が遠すぎて、逆に気楽に、開き直ってプレーができると思うのです。

 

何より、クライマックスシリーズもないので、Aクラス争いもありません。

 

巨人以外のライバルたちも、そこまで躍起になってやっつけに来るより、若手を試したり、来期を見据えた戦いにシフトしていくでしょう。

 

 

・甲子園の観客数が少ない。応援団もいない。

 

→そして、今年はなんといっても観客数の上限があり、少し緩和されたものの、収容人数の半分の2万5千人ほどしか入りません。

 

太鼓とトランペットの熱烈応援もありません(実際は球団が録音の応援歌を流していますが。。。)し、大声の応援も禁止されています。中継を見ていると、時々でかい声のヤジが聞こえてきますが、コロナ感染対策の名目のもと注意されますし、ひどい場合は退場させられるため、かなり抑止が効いているはずです。

 

単純に、今年は球場のファンからかかるプレッシャーが少ないと言えるのです。

 

こういった理由から、大山にはぜひ気楽に自分の成績を追及して、ある意味エゴイスティックにプレーしてほしいですね。

 

ただ、気をつけなければいけないのは、ホームラン王を期待するこの記事のようなファンの声が逆にプレッシャーにならないかということですね。

 

だからもう、

期待しない。期待しない。

 

試合も見てない時のほうが勝率がいいのが阪神です。

見るのをやめたとたん、点が入るのが阪神です。

勝っていたのに、見だしたとたん打たれだすのが阪神です。

 

期待しない。期待しない。

 

 

でも、、応援してるぜ!大山君!!

結果はどうなろうとかまわないから気楽にやってください!

 

ほら、あれだ。

ムチャクチャやったれ!!!