イモる、イモっぽい。。。芋がネガティブ言葉な訳。

今週のお題「いも」

 

芋を使った言葉はマイナスイメージ過ぎ。。。

 ポテトフライに焼きいも、スイートポテト、お好み焼きに山芋入れたりしてもうまい。肉じゃがは手料理の王道。

 

芋は保存も効くし、腹も膨れる、うまい。いいことづくめ。

作物としても干ばつに強く、作るのも簡単で食糧危機を救うのは芋だとも言われています。

 

そんな素敵なですが、芋を使った言葉って悪い意味ばかりじゃないですか?

例えば、

 

イモる

・・・「怖気づくこと」「緊張しておどおどすること」

 

イモい

・・・「田舎者やセンスがない人を意味する俗語」「野暮ったい」

 

イモっぽい

・・・「田舎臭い、ダサい」

特に女性に対して使われる言葉で、服装とか化粧とか、特に見た目のケアにセンスがないという意味で使われます。

言い換えれば”素朴”とも言えますが、、そういう意味で使う人はまあいないでしょうね(笑)

 

なんかダサいと言われるよりもっと傷つくような気がする。ダサいと人間じゃないのかみたいなイメージになっちゃいますよね。

 

でもなんで芋なんでしょうね?

別に芋がダサい食べ物ってわけではないでしょうに。

むしろいつの時代も女子人気はナンバーワンですよ!オシャレに敏感な若者女性も、さつまいも大好きだし、何だったらインスタで ♯さつまいもスイーツ で映えまくり投稿がいっぱい出てきますよ。

 

語源は「イモを引く

これについて、やほおで調べてみましたよ。

そしたら知恵袋でこんな記事が出てきました。

 

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

 

なるほど。

もとはサツマイモを引き抜くへっぴり腰が、かっこ悪いことの喩えで、「イモを引く」という言葉として、任侠界隈で使われてたんですね。

へっぴり腰は逃げ腰であり、「イモる」という言葉の「怖気づく」という意味にも説明が付きます。

 

語源としては、それこそ素朴なものですね。

要は芋自体がかっこ悪いものとして喩えられてるわけではなく、芋を蔓から引っこ抜くその様子を喩えたものだったんですね~。

知らなかった。

 

それだったら、もし収穫するときに、薩摩地方では伝統的に、まず逆立ちをして、あらかじめ周りの土を掘って出しておいた芋の頭を掴み、そこからハンドスプリングをして引っこ抜いていたら、もしかしたら逆に、「イモい」は”かっこいい”、”センスがずば抜けている”、”人には真似のできない”、”斬新な”みたいな意味だったかもしれません。

 

エモいとイモいがSNS上に飛び交っている世界線があったかもなんて想像していたら、なんかさつまいもをふかしたんが食べたくなってきた。。

 

スーパーで探してみよう。鳴門金時。

 

それではまた。チュゥース!