激動のプロ野球2020、シーズン終了!虎党大反省会

開幕前から大コケ

コロナで開幕が2か月以上遅れた今季。

外食制限、行くな、食べるな、集まるなと各球団ただでさえ難しい対応を迫られる中、

阪神の4選手の女性複数人を交えた会食、いわゆるゴウのコンもしくはタニマチさん主催の、我は関西の雄なり と自己満足のヨイショしてねパーティで藤浪が感染。

球界は激震。球団のその対応の甘さも相まって、阪神は球界、いやスポーツ界の穢れ者なり、今季限りで球界から追放しろ との声も。

 

開幕してもコケる

すったもんだあってようやくこぎつけた6月19日からの開幕3連戦、対巨人。

 

初戦、ナイスピッチングで球数も余裕のあった西、菅野からもホームランも打って、試合の主役を張った西をなぜか6回で交代。代わった直後に逆転されて負け。

そして3戦を通じて正捕手の梅野を続けて使わず、全試合スタメンキャッチャーを変えるといういきなりの奇策、はたまたオープン戦の延長の如き余裕をぶちかましてあっさり叩きのめされて3連敗というずっこけぶり。

4番に置いたボーア、2番の近本の大不振もあり、開幕から12戦で2勝10敗

 

開幕から逆走スタートダッシュを見事に決め、最下位まっしぐらでした。

 ようやく始まった途端、絶望のどん底に叩き落され、こんな調子で1年を戦うくらいなら、いっそホントに1年間試合禁止にしてほしいとまで思った次第。

 

驚異の巻き返し。大山の覚醒。

 ところが7月4日、マツダスタジアムでの広島戦。

ここから状況が一変します。

 

この試合に勝つと、4連勝と波に乗り、7月を14勝8敗2分と4つ勝ち越して借金を半分に減らし、その後も順調に勝利を重ねていきます。(読売戦以外)

 

特筆すべきは大山選手の活躍ぶり。

ボーア、サンズ、マルテの外国人3人体制により、OP戦から好調だった大山はマルテの後塵を拝し、開幕からベンチ。

 

しかし、上述の広島戦の途中、マルテが負傷し、途中出場すると2打数2安打1四球、HR1本と暴れるとその後4番に座りスタメンで結果を残していく。

 

去年もその前の年にもあった、一時期だけのプチ覚醒とは違いました。

 

終わってみれば打率.288、HR28本、打点85と4番として最高の働き。

HR王争いには敗れたものの、はじめの12試合はスタメンでなかったことを考えれば、その働きぶりたるや非の打ちどころなしですね!

 

惜しむらくは120試合制であったこと。例年の145試合であれば、30本100打点はクリアしていたであろうと臍を噛みちぎりたいほど。。

 

序盤1割台と完全に2年目のジンクスに陥った近本も、最終的には打率.295と3割にも手が届こうかというV字ぶりでした。

 

この二人はもう完全に阪神の核となりました。

特に大山。

大山重複しろ!なる不名誉な言葉も生まれたあのドラフトから、4年。

 

生え抜きの4番を育てる の大号令のもと、我慢の足りない、我々お子様阪神ファンに散々に揶揄されたのち、耐えて耐え抜き、ついに華開きました。

 

金本さん、やはりあなたの慧眼は間違っていませんでした。

 

別れの11月。火の玉伝説は永遠に。

てな感じでなんやかんや終わってみれば貯金7の2位。

負け越した月は6月だけ。4球団に勝ち越しとそれなりにいい成績でした。

 

しかし、巨人には8勝16敗と倍の負け越し。

その大きな原因は3年連続12球団トップのエラー数。(85個)

 

結局長年のザル守備とウサギ恐怖症を克服できず、順位ほどの満足感はありませんでしたが、それでも去年鉄壁を誇ったリリーフ陣、ジョンソン、ドリスの流出、藤川の不調がありながらもスアレスの台頭、藤浪の最速162キロのリリーフなど、中継ぎ、抑えに困らないのは他球団にはうらやましいことだろうと思います。

 

そしてそう、藤川球児の引退。

魔球ストレートという新たな概念を生み出した、最強クローザー。

メジャーから独立リーグを経ての復帰後、まさかまたクローザーに返り咲くとは夢にも思ってみませんでした。

 

引退セレモニーでの中学生の時に書いた作文の文体の素晴らしさに感動しました。

やはり何かを成す人は、子どもの時から違う。

 

しかし寂しいなあ。もうキャッチャー中腰で三振を確信することもないのか。。

 

今まで阪神を支えてくれてありがとう!!

 これからは指導者として火の玉魂を若虎に注入してやってください!!

 

そして今季は他にも別れがたくさんありましたね。

 

福留さんに上本選手、そしてノウミサン。

多くのベテランがチームを去ります。

 

寂しいが、阪神もようやく若手育成、生え抜き育成に完全に舵を切り始めたということか。うん。そう思おう。

 

本当にこのベテラン陣には感謝してもしきれないけど、書きたいことはまだまだあるけれど、収拾をつける自信がないので今日はここで。。

 

来季は、、、いや欲張らない。期待しない。それこそが阪神ファンマインドセット

今年より面白いシーズンを祈念します。

 

激動の2020年シーズン、お疲れさまでした。

 

p.s

yまだ tつとクン、縦じまで伝説を作らないか…?