藤浪君、おかえりなさい
ついに勝ち投手になりましたね。
ずっと及第点以上のピッチングを続けていましたが、
打線の援護に恵まれずなかなか勝てませんでした。
いや、援護どころか、同級生、同じ堺出身の北條君の悪戯(エラー)連発
で負けた日もありましたね(汗
それでも、今年は何か、焦ることなくどっしり構えて投げていました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c93aa044131734bc27a4f6e7c8a32d7bc767ecd
この記事。
やっぱりイップスだって周りから言われてるの分かってたし気にしてたんですね。かく言う自分もそうだと思ってました。
で、本人も色々調べたんだろうな。
藤浪君が見た動画はこれだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=ZqMkw1GgY3E
自分も見たことあります。
野球やったことある人ならこんなにつらい症状はないと思います。
ボールを投げられないと野球にならない。
自転車のサドルにはまたがれるけど、どうしてもペダルを漕ぐことができないようなもの。
これを見た藤浪君は、こう言っています。
「自分なんかのレベルでイップスという言葉を使うのは、本当につらい思いをしている人たちに失礼だと、その時に思ったんです」
ここから言えるのはつまり、やっぱり本人もイップスであると思っていたということです。
でもこの動画を見て、「確かに自分はイップスだと思うけれど、まだ投手として野球ができるレベルだ。」と今有る自分を否定せず、自分から逃げず、受け入れることができたんだと思います。
だから今シーズンは、打たれても、味方の守備に足を引っ張られても、前向きに明るい顔でプレーできている。
なんならエラーした選手に自分から声をかけて励ましたりもする。
ダメな自分を受け入れる。
誰もが自分の中に、ダメな自分を持っていると思います。
でも否定しても辛くなるだけ、ますますやる気も自信も無くす。
ダメな部分があるのはしょうがないと認めればいい。
それが自分だと思えたなら、できることをやればいい と思考が切り替えられるんだと思います。そんなことを教えてくれた気がします。
コロナ感染、遅刻懲罰といろいろなことがあった今年の藤浪君ですが、
ようやくまたひたむきに野球に取り組める心境にたどり着いたんですね。
色々経験し、もがき、苦しんだ藤浪選手。まだ25歳。
苦労を乗り越えた人間は強い!
これからどんな選手になるのか。プロ野球選手としての第2章が楽しみだ!